2015年02月22日

タイムライン防災で全国初の協定

近年、気候変動等の影響で日本全国で水災害が激化・頻発化しています。

大都市における地下空間の拡大等、都市構造の大きな変化やゼロメートル地帯への人口・産業の集積化が進んでいることから、大都市をはじめとする全国各地で、大規模水災害が発生する可能性が高まっています。

今後、大規模水災害が発生することを前提として、平常時から地方自治体や関係機関等が共通の時間軸(タイムライン)に沿った具体的な対応を協議し、防災行動計画を策定し、災害時にはそれを実践していくことが極めて重要となります。

三重県紀宝町は、平成27年2月21日 台風などで災害が予想される際、行政の対応をあらかじめ時系列で決めておく「タイムライン」の本格的な導入に向け、国の機関との間で気象などの情報提供をきめ細かく受けることを盛り込んだ、全国で初めてのタイムラインに関する連携協定を結びました。

同町では、4年前の紀伊半島豪雨で1人が死亡、1人が行方不明となっていることを教訓に、被害を防ぐため台風などで災害の発生が予想される時刻から逆算して行政の対応をあらかじめ時系列で決めておく「タイムライン」を試験的に運用しています。

紀宝町は、平成27年度からタイムラインの運用を本格的に始める方針で、21日、国土交通省と気象庁の出先機関との間で連携協定を結びました。

協定の締結で町は、情報収集に時間がかかっていた気象や河川に関する必要なデータなどの提供を国からきめ細かく受けられるようになり、気象の変化などにも臨機応変に対応できるようになるとしています。

国土交通省によると、自治体と国の機関がタイムラインに関し協定を結ぶのは全国で初めてだということです。


「タイムライン防災」とは、事前防災行動計画と呼ばれているもので、予想できる台風や豪雨などの水害に備えるもので、台風の場合、上陸時間から逆算して「いつ・誰が・何をする」かということを事前に決めて対策を練っておく、新しい防災対策です。

平成26年8月の広島市の土砂災害で避難勧告の遅れが指摘されて以降「空振りを恐れない対応」をとる企業や自治体が増えてきています。

平成26年10月14日の台風19号で、JR西日本は タイムライン防災を策定し、JR西日本の交通機関を運休することを早くから決定していました。

10月12日、台風19号の接近に備え13日午後から京阪神地区で全線運休することを決定し、午後5時には完全に京阪神のJRは止まりました。

この時の、タイムライン防災を実践したJR西日本に対する反響を、ツイッターから集めてみました。

■ JR西日本が中心にやってたタイムライン防災、かなりいいカンジだよね。
早めに予定でてみんな家に帰ったり、無理ならホテル手配とかの手段あるものね。
さらにその費用を国が負担してくれたりホテルが空き部屋を宿泊のみ格安で提供とかしてくれたら完璧なんだけどなあ。

■ 交通機関が、止まるのが、「タイムライン防災」と言う新しい防災ですかぁーー。
ええけど、どれだけの人が賛同して実行するかですかね。
コンビニが賛同したら、出歩く人が少なくなるのでええと思いますが。

■ タイムライン防災 空振りは許されるが 見逃しは許さない。

■ 日本は台風、地震等、天災オンパレードなんだから、携帯電話の緊急速報の仕組みを使ってタイムライン防災の告知をしてほしい。

■ 名古屋市内を例にすると、17時30分頃に避難準備が発令され、雨風のピークは23時頃から2〜3時間程度。外出は厳しいけど雨戸を閉めなくても大丈夫なレベル。
この感覚でタイムライン防災が定着すると、本物の災害が来たときに危機感が薄れてしまうんじゃ?
かえって逆効果のような気がするなぁ。

■ タイムライン防災とは、Twitterで炎上しないように消火剤を撒いておくことかと思いました。


JR西日本は、「あらかじめ周知することで、外出計画を変更してもらう方が安全と判断した」と、コメントしています。

防災・危機管理アドバイザーなどの専門家からは「主要交通機関が早い段階で運休を予告することで、企業や学校に警戒を呼びかけることになり、混乱を軽減することができる」と評価する声があがっています。

タイムライン防災は、ハリケーンの多いアメリカが発祥の地で、タイムラインによる事前行動によってその被害を抑える効果が上がっているということです。

タイムラインによる、早め早めの防災行動が減災に繋がり命を守ることになります。

災害の完璧な予測は、不可能なことであり、安全を最優先にするなら「空振りを恐れてはいけない」という認識を、強く持つ必要があるということですね。


地震も、この「タイムライン」(事前防災行動計画)が策定できれば、どれほど良いことかと思いますが、「大都市直下型地震が20年以内に起きる確率は … % 」では、事前防災行動が長すぎて策定不可能ですね。

地震災害は、やはり減災ということでしか対応できないのかもしれません。



災害に備える実際的な方法は、こちらからご覧いただけます。






posted by NPO法人 防災サポートおぢや at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック